お家で英会話の学習を始めたいけれど何から始めたらいいのか迷いますよね。学習教材を購入したり、オンライン英会話を始めてみるのもひとつの手かと思いますが、親子で一緒に英語に触れあうことができる絵本は安価で魅力的な手段です。大きな図書館では英語の絵本を置いているところもあると思いますが、お気に入りを何冊か家に置いておくと好きな時に繰り返し読むことができるのでおすすめです。そこで今回は買って失敗した...とならない、多くのお子様に愛される絵本をご紹介いたします。
期待を裏切られる心地よさ
SHARK IN THE PARK
ニック・シャラットによって描かれる世界はこどもの興味を引きつけて話しません。ポップに描かれてはいますがサメはやはりこどもにとっては怖いもの。そんなサメが出てくる絵本はドキドキしながら楽しめるようです。
またページの一部には大きな穴が開いていて、そこにサメの背びれのような形が見えます。ページをめくればそこにはサメがいると思わせるのですが、実はそれが猫の耳だったり、カラスの羽だったりといい意味で期待を裏切ってくれます。同じフレーズが繰り返し使われるのもうれしいポイントです。
なんの声が聞こえるかな?
POLAR BEAR POLAR BEAR, WHAT DO YOU HEAR
Polar Bear, Polar Bear, What Do You Hear? (Brown Bear and Friends) 新品価格 |
同じ作者によって描かれた「BROWN BEAR, BROWN BEAR, WHAT DO YOU SEE」が有名ですが、これから紹介する「POLAR BEAR, POLAR BEAR, WHAT DO YOU HEAR?」 には通常版の他に音の出るサウンド絵本があります。
ボタンを押すとその動物の鳴き声が流れるので、次に出てくる動物を予想してボタンを押してもいいですし、ページをめくって出てきた動物を見つけてボタンを押すこともできます。
こどもが大好き「みっけ」の英語版
I SPY
I Spy a Scary Monster (Scholastic Reader Level 1: I Spy) 新品価格 |
子どもたちが大好き「みっけ」ですが、その英語版が「I SPY」です。指定されたアイテムを見つけるのがこの絵本のミッションなので、遊んでいるうちに自然とリスニング力が鍛えられます。
見つける対象は左ページに英語と写真で載っているので、単語自体わからなくても「これはこういうのか」と理解に繋がります。
ただし日常ではなかなか耳にしない単語「candy cane (キャンディケーン)」や「mallet (マレット)」などは一度発音を確認してから使うとよいかもしれません。
何が隠れているかな? わくわく仕掛け絵本
DEAR ZOO
ストーリーは非常にシンプル。ペットを飼いたくてライオン、らくだ、さるなど様々な動物を動物園から送ってもらうもどれも飼うには不向きな動物ばかり。でも最後にはお気に入りのペットに出会えるというお話です。
ページをめくるたびにそこには次々に新しいケージがあり、そのケージは自分で開くことができる仕様になっています。ケージを開けるとそこには可愛らしい絵柄の動物がいます。中には体の一部が見えているものもあるので何の動物が隠れているのか子供たちは楽しそうに答えてくれるでしょう。
動物の性質を表すあまり聞きなれない単語「grumpy (グランピー)」や「naughty(ノーティー)」などもありますが、動物の名前を発話してみることを目的としてもよいでしょう。
ただし絵本自体には動物の名前が書かれていません。あらかじめ別の絵本やフラッシュカードで動物の名前を覚えておいて、どこまで記憶に残っているのか読み進めていくのにも使える絵本です。
好き?嫌い?
YUMMY, YUCKY
「yummy(おいしい)」と「yucky(まずい)」の表現を使って赤ちゃんが好きなものと嫌いなものを教えてくれるストーリーです。例えばスパゲッティはyummyですが、同じような見た目でもミミズはyuckyです。ミミズはというより食べられないものですが..中には「earwax (耳くそ)」や「booger (鼻くそ)」も! 子どもたちには大ウケです。
日常的に目にするものがたくさん出てくるので英語ではどうやって言うのかを自然と学ぶことができます。
触って楽しい
PEEKABOO KISSES
Peekaboo Kisses (Touch and Feel Books (Red Wagon)) 新品価格 |
PEEKABOOは日本語で言う「いないいないばあっ!」です。本を開けばPeekabooと言いながら顔を隠す鮮やかな色の動物たちが登場します。仕掛けを開くとかわいい顔を見せてくれるのですが、ここにもうひとつのお楽しみが隠れています。動物のお腹部分に実際の毛と同じような手触りの素材が付いているので、目と耳だけではなく触って楽しめる絵本になっています。
最後のページでは仕掛けを開くと隠れているのは動物ではなく鏡です。いないいないばあっで最後に自分の顔とご対面なんてウィットがきいていますね。
数を数えるのはお手の物!
FIVE LITTLE MONKEYS JUMPING ON THE BED
やんちゃなサルの子どもたちは、消灯時間になってもお母さんの姿が見えなくなるやいなやベッドで飛び跳ねて遊び始めてしまいます。ところがはしゃぎすぎて1匹の子ザルがベッドから落ちて頭を打ってしました。心配したお母さんはお医者さんに電話すると「No more monkeys jumping on the bed! (ベッドで飛び跳ねちゃだめよ!)」と忠告されますが...
子ザルたちはベッドから次々落ちていき、子供部屋で寝る子ザルの数は1匹また1匹と少なくなってしまいます。毎回何匹の子ザルがベッドで跳ねているのか数字が出てくるので、まだワン・ツー・スリーが言えないお子様には英語ではどうやって数を数えるのか知るよいきっかけとなりそうです。